家庭教師時代に(下)

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それからしばらくは、カテキョーにいっても落ち着かなかった。

ユウダイくんは当然、いつもとかわらず真面目に勉強をしている。

ユキエさんは目が合ったら笑いかけてくれるが、それ以上のことはない。

受験も近づいた年末、悶々としながら予想問題を解いていると、ユキエさんが、

「先生ちょっといいですか?」

と俺に声をかけた。

ユウダイ君の部屋を出て、リビングに二人で向かった。

「ユウダイはどうですか?」

ユキエさんはあんなことなんかなかったように話しかけた。

「期末も良かったですし、本番でよっぽどのことがない限り大丈夫です」

俺は答えた。

ユウダイ君がリビングに顔を出し、

「できたよせんせー」

と問題を持ってきた。

「お、」

と言いながら、俺は回答を受け取った。

「お母さん、少し話があるのでもう少し部屋にいなさい。」

とユキエさんが言った。

俺は部屋に戻り、なるべく時間がかかりそうな問題を指定し、リビングに戻った。

「何のはなしー」

ユウダイくんは何気に聞いてきた。

俺は声を落として内緒だけど俺のお給料の話、といって笑った。

「なるほどね。」

とユウダイ君は物分りよく笑い、

「じゃあ、終わったら答え合わせしてよね。」

と言い、問題に取り組み始めた。

部屋を出ると、ユキエさんが立っていた。

俺は黙ってユキエさんの手をひき、ユウダイの部屋から少し離れた寝室にひっぱった。

「ちょっと・・。先生?」

俺はユキエさんを壁に押し付け、

「好きなんです、どうして無視するんですか?」

と問い詰めた。

「無視なんかしてないですよ。」

とユキエさんはごまかそうとしたが、俺はそのまま黙って壁に押さえつけキスをした。

「だめ・・大丈夫です、ここだったらユウダイ君が部屋から出てきたらすぐわかるし。」

俺は答えた。

俺は少しおかしくなっていた。

「やっぱりね、こういうのはダメでしょ?」

ユキエさんは俺の体を少し押して少しきつくいった。

「先生とけたよー。」

と言うユウダイ君の声が聞こえた。

俺は我に帰り、体を離した。

ユキエさんはほっとしたように、

「一番大事な時期なんでしょ?」

と襟元を直しながら無理に笑ったような顔で俺に言った。

俺はまた謝り、ユウダイ君の部屋に戻った。

経験のない俺が舞い上がったのが恥ずかしかった。

どこかでユキエさんも望んでいると勘違いしてたみたいだ。

俺はこの前のことを忘れよう、とこころにきめた。

ユキエさんに拒まれたことが原因とは思いたくないが、俺の女性への苦手意識は強くなった。

部活でも俺の「純情」は有名になりつつあり、先輩女子に良くからかわれた。

チューバが面白くなってきたこともあり、俺は熱心に練習して同期や先輩にも可愛がられた。

でも俺はユキエさんが好きなままだった。

「とにかくユウダイ君を合格させて喜んでもらおう。」

俺はそう勝手に決心して、参考書や問題集を買い漁り、大手の塾でバイトしている先輩や友達から情報を集めた。

ユウダイ君は俺になついてくれ、素直についてきてくれた。

受験は成功、ユウダイ君はK高校に合格した。

3月のある日、俺はユキエさんとユウダイ君、そしてご主人と晩御飯を食べていた。

ご主人は小柄で賢そうな眼鏡をかけていた。

合格のお礼と言うわけだが、つまり契約解除、ということだ。

俺はこれでユキエさんを見るのも最後だな、と思いながら無理に笑っていた。

「そうだよ、今日はプレステしよーぜ。」

とユウダイ君は言った。

結局俺は酒を飲んだ。

ご主人は潰れてしまい、俺はユウダイ君の部屋で寝た。

横になってすぐ、ユウダイ君は寝てしまった。

トイレを借りようと廊下に出ると、ユキエさんはまだ片付けをしていた。

俺は思いきってリビングまで出て、ユキエさんと顔を合わせた。

「あら、まだ起きてたんですか?」

と言い、

「麦茶でも飲みます?いっぱい飲ましちゃってごめんなさいね。」

と言った。

俺は立ったまま、

「あの、俺は今でも変わりません、でもすいませんでした。」

と頭を下げた。

ユキエさんは蛇口を止め、おれに近づき、

「いろいろありがとう」

と言った。

俺は酔いにまかせ、彼女をだきよせキスをした。

ユキエさんは以外にも抵抗しなかった。

長い間抱き合って、俺がスカートをまくり脚をさわると初めて手をとめ、

「だめよ。」

と言った。

「彼女できないの?」

俺はうなづいた。

「そう」

とユキエさんは言った。

「明日は?」

「部活もオフで寝るだけです」

と言うと、

「明日は主人はゴルフ、ユウダイは生意気に朝からデートなんだって、」

と笑った。

だから、ユキエさんは俺をみて言った。

「今日はもう寝なさい。」

俺は部屋に戻った。

次の日、ご主人は早くに出ていった。

おれとユウダイ君は9時に家を出た。

駅までユウダイ君をタンデムで送り、俺は引き返した。

ドアを明けると、薄く化粧をしたユキエさんがいた。

俺は抱きついた。

ユキエさんは自分からキスをしてきた。

ベッドに転がり込み、おれもユキエさんも無言で裸になった。

上から見下ろしたユキエさんはきれいだった。

細い指で俺のを握ると、

「あれからずーっとおかしかったのよ、主人にも自分からせがんだりして恥ずかしかった。」

と今までの態度が嘘のように俺のチンチンを懐かしそうにさすった。

俺はテンパり、そのまま先を入れた。

ユキエさんは充分オッケーだったようで、ぬちゃっと音を出して俺のチンチンは入っていった。

半年ぶりの気持ちよさをチンチン全体で感じながら、俺は夢中で腰を振った。

俺が深くつくたびにユキエさんは、俺が何回も思い出しては自分で処理した。

声をあげた。

俺はすぐに限界に達して久しぶりに奥に発射した。

「あれからしてないの?」

鼻息を荒くしてすぐにまた動き出した俺に、ユキエさんはときどき、

「キャ、」

と声をだしながら聞いた。

「してません。」

と俺は答えて腰を打ち付けた。

「そう。」

と言いつつ、俺が乱暴に胸を掴むと、頭をそらせて高い声をあげた。

たまったものをすべてぶつけるように、俺はひたすら腰をふった。

ユキエさんは高い声を俺がつくたびにあげ、俺が奥にねじこんで腰をおしつけてまわすと、しがみついて

「ああっ」

と一声あげ、力を抜いた。

俺は冷たくされた恨みをはらすように、ユキエさんをひっくり返し、後ろから犯した。

「きもちいい・・」

ユキエさんは妙に具体的に声をあげて顔をシーツにうずめた。

「好きです好きです。」

と呟きながら俺はもう一度ユキエさんを仰向けにして大きく腰を打ち付けた。

ただ声をあげるだけだったユキエさんは、俺が彼女の両手をもち、体をすこし持ち上げながら全力で腰を動かすと、

「私も、私も好き。」

と眉をしかめて半開きの口でいった。

「んごんぐんが!!」

俺は半分叫びながら奥に発射した。

ユキエさんがぐったりしてしまったので、俺は仕方なく一回抜いて横になった。

「阿部くんのこと好きになったかも、笑わないでね。」

とユキエさんは俺の胸に手をのせて言った。

「どうしようもないのにね。」

と言いながら、

「しばらくはどうでもいいかなあ。」

とつぶやき、俺にキスをした。

「今から帰るから」

というご主人の電話を、俺の体の上で聞き、その日最後の高い声をあげて、腰をユキエさんは細かく振るわせた。

俺は満足しきれないまま下宿に帰った。

もっとユキエさんと一緒にいたいということばかり考えていた。

ただ、これからはもっと頻繁に会える、勝手に思い込んでいた。

だが、その日からまた連絡がなくなった。

自分から電話したかったが、もし嫌われたのなら迷惑をかけることになる。

俺はユキエさんの家の回りを夜バイクで走ったり、家の明かりを外から眺めたりした。

春になり、俺はたまらずユウダイ君の携帯に電話をした。

家にいた彼は、

「明日入学式なんだよ、母さん来るって言ってんだけどはずいよなあ。」

などと話していた。

「で、先生どうしたの?」

と聞かれて俺は焦った。

「いや、先輩にJリーグのチケット貰ったんで、いらいかなあ、彼女とでもいってきたら?」

とありもしない話をもちだした。

「マジ?いつのやつ?」

俺はあわてて

「多分来週のかな」

と答えると、

「日曜日?東京?横浜?」

と聞かれた。

俺は適当に答えると、

「じゃあ送るわ。」

と言って電話を切った。

俺はあわてて新橋まで出て、定価よりだいぶ高くなっているチケットを二枚買った。

夜家に帰ると、携帯がなった。

ユキエさんだ。

「ユウダイにチケットありがとう。」

それだけ言うと少しだまり、

「明日の昼間は学校かな?」

と聞いた。

俺は電話なのに首を振り、

「あいてますあいてます。」

と答えた。

「そう、じゃあ阿部くんのおうちに行ってもいいかな?」

と彼女が言った。

次の日、バス停で待っていると着物を着たユキエさんが降りてきた。

マンションまでの五分くらいの間、二人とも無言で歩いた。

俺の下宿はユキエさんの家からは二駅離れていたが、彼女は回りを気にして顔を俯かせて俺についてきた。

部屋に入ると、

「きれいにしてるんだね。」

と言い、見回した。

きちんと正座して座るユキエさんからいい匂いがした。

「チケットありがとう。」

と彼女は言い、

「ユウダイとは良くまだ話すの?」

と聞いた。

「一緒に写真撮るの嫌がってね、照れ臭いのかなあ」

ユキエさんは母親の顔を見せた。

「阿部くんもあのくらいの頃はそうだったの?」

と聞かれ、

「そうなる前に母親が死んだんでわからないです。」

と答えた。

「え・・ごめんなさい。」

とユキエさんは少し驚いたようだった。

「言ってませんでしたっけ?」

と俺は笑った。

ユキエさんは、

「そうなの・・」

と言い、

「ごめんなさい。」

ともう一度謝った。

俺は手を振って、

「それよりどうしたんですか。急に、正直嫌われたと思いました。」

と伝えた。

ユキエさんはそれには答えず、

「ユウダイとは仲良くしてあげてね、兄弟がいないから阿部くんが先生になってくれて、すごく喜んでるから。」

と言った。

「僕はユウダイ君も好きですが、ユキエさんが好きなんです。」

と俺は思いきって言った。

甘えた気持ちからかもしれないが、もしかしてサヨナラを言いに来たのかもしれないと思うと、全て伝えてやる、と開き直っていた。

ユキエさんはいっそう困った顔をした。

変な沈黙が続いた。

俺は途端に弱気になり、

「でも無理なのはわかってます、迷惑かけてすいません。」

と言い、

「なんていうか、もう無茶は言わないので、安心して下さい。」

と言った。

「私も嬉しいのよ、冗談かもしれないけどこの年で好きなんていってもらえるなんて」

「冗談じゃないです。」

俺はユキエさんの正面に小さなテーブル挟んで正座した。

「阿部くん、たぶん、その・・初めてだったからすこし変になってるのよ」

俺は

「違います。」

と言い、

「別にああいったことをしなくても、俺はまったく平気ですから。」

と強がった。

「したくないの?」

「いえ・・いや、それだけじゃないってことです」

ユキエさんは笑った。

何かからかわれているような気がして、俺は黙った。

薄い黄色ぽい(理系の哀しい所で、ぴったりの色が思いつかない)着物を着て正座しているユキエさんは、どこからどうみても15歳の子供を持つお母さんには見えない。

「したいっていったらどうだって言うんですか?」

俺は少しすねるように言ってしまった。

「俺が言いたいのは、別に初めてだろうがどうだろうが、俺はユキエさんが好きなんです。仕方ないじゃないですか、」

と俺は逆切れ気味に言った。

「ごめん、ごめんなさい」

ユキエさんは帯を触って立ち上がり、俺の横に座った。

「自分でもどうして良いかわからないけど、男の人、それも阿部くんみたいにちゃんとしてる若い人に好きだって言われるのは」

ユキエさんは俺の膝に手を置いた。

「凄く嬉しいの。その、ああいったことをしたいって言われるのも、もちろん阿部君だからだけど、そんなに嫌じゃないのよ」

俺は混乱した。

「あんなことの、その、始めてが私みたいなおばさんだったのは、阿部君には良くなかったと思うの」

ユキエさんは俺の膝に手を置いて、目をしっかり合わせて言った。

きっちりそろえた細い眉、くっきりとした唇や目元。

化粧なんてどうでもいいと思ってたけれども、ユキエさんみたいな大人の女性が本気で化粧をすると、こんなに色っぽくなるのか、と俺は思った。

「だから関係ないっていってるじゃないですか、俺はそういうことと関係なくユキエさんが好きなんです。迷惑ですか?」

彼女は俺の目をじっとみたまま、

「そういう気持ちが落ち着くまで、阿部君と一緒にいる責任はあるのかもね。」

と言った。

俺には良くわからなかった。

よく判らないまま俺はユキエさんを抱き寄せキスをした。

ユキエさんは俺にしなだれかかるような形で、抵抗もしなかった。

家で会う時とまったくちがった匂いがした。

「我慢できないの?」

とユキエさんが聞いた。

「できません」

と言うと、

「仕方がないわね。」

と言って俺のチンチンをジーパンの上から触り、

「今だけだからね」

と言った。

俺はベッドに座らされ、ユキエさんは俺の脚の間に着物を着たまま膝まついた。

俺はジーパンをおろされ、トランクスを脱がされた。

綺麗にセットされた髪と、頭越しに見える首筋をみながら、俺はユキエさんの頭が動くのをチンチンから上がってくる気持ちよさに耐えながら眺めていた。

ちらちらと白い足袋が見える。

「ずず・・」

とか、

「ん、、、」

とかいった音がユキエさんの口元から聞こえる。

1回、2回とユキエさんは頭を上下させると、俺のチンチンを口からはずして軽く咳き込んだ。

「あごが痛くなるの、ごめんね」

右手のユキエさんは手のひらを開いたまま俺の竿にそえて、舌を出して根本から先までゆっくり舐め始めた。

「彼女が出来たらちゃんと言ってね、そらまでは私の責任だし」

舌が俺の括れのあたりを通ると、俺は気持ちよさにうめいた。

その声を聞くと、ユキエさんはその部分だけを舌で舐め続け、右手で根本を軽く握り、自分の口に当たるところまでゆっくり上下に動かした。

頭越しにうなじが見える。

形のいい耳を見ながら、俺は必死に我慢していたが限界に来ていた。

「んは・・すいません、、もうだめです」

俺はユキエさんの肩をつかんで、止めてもらおうとした。

着物を汚したら大変だ、ものを知らない俺でもそのくらいはわかっていた。

ユキエさんは、

「そう」

というと、俺の膨れ上がった先を軽く咥え、左手で括れのあたり、右手で根本を握りゆくり上下に動かした。

もちろんAVやらエロ本やらで知っていたが、口の中に出すなんてことができるのか?

風俗でもないのに?

こんな綺麗な人の奥さんに?

俺の好きな人に?

「あ、、だめ、、、」

ユキエさんは軽く目を閉じている。

長いまつげが目立つ。

俺は深く息を吐いて、ユキエさんの口の中に大量に出した。

一瞬眉をひそめた。

ユキエさんは、聞こえるくらいの音を出してのどをならし、飲み込んでくれた。

まったく大きさも硬さもかわらない俺のチンチンは聳え立ったままだった。

ユキエさんは和風のハンドバックからハンカチを取り出し、俺の先を丁寧に拭いてくれた。

「満足した?」

ユキエさんは聞いた。

「もう好きだなんて思わないでしょ?阿部君はまだ若いから、こういう気持ちと好きな気持ちを一緒にしちゃってると思うの。」

と言いながら、俺の括れの部分を拭きながら、

「同じくらいの年頃の彼女が出来たら、すぐ忘れるわ、ね?」

と俺を諭すように見上げながら言った。

俺は首を振って、

「満足もしてませんし、俺はユキエさんが何を言おうと好きなんです。」

と膝まついたままのユキエさんを見下ろしながら言った。

ため息をつき、ユキエさんは立ち上がり、

「ハンガー持ってるわね?」

といいながらゆっくり帯を解き始めた。

俺は座ったまま、脱いだ着物をハンガーに丁寧にかけてカーテンレールに引っ掛け、白い浴衣のような姿になったユキエさんをボーっと見ていた。

「満足してないって、そのそういう意味じゃないんです。それに脱いじゃったら帰れなくないですか?」

ユキエさんはその白い服のまま俺の横に座り、

「着付けくらい出来るのよ。この年になると」

と言い、顔を近づけた。

俺はキスをして、そのまま押し倒した。

鼻息を荒くしながら、白い服の前をはだけると、すぐに白い肌が見えて、綺麗な胸が出てきた。

「そうなんだ、着物って下着つけないんだ・・」

俺は変なことに感心してしまった。

俺はユキエさんを裸にした。

彼女はされるがままになっていた。

仰向けに寝ているユキエさんの足元に手を伸ばすと、白い足袋が目に付いた。

俺は軽くユキエさんの脚を持ち上げ、足袋を脱がせた。

俺はふと、高校の部室にあった「女の責め方」みたいな題名の頭の悪い本に書いてあった、

「足の指を責めろ!」

という格言を思い出した。

ユキエさんの裸の脚を暫く両手で持ち、俺は思い切って親指を口に含んだ。

彼女はびっくりして体を起こし、

「ちょっと、、どうしたの?」

と少し大きな声を上げた。

「そんな汚いところ」

と上半身を起こして俺を止めようとした。

ユキエさんを無視して、俺は両脚脚に指を一つ一つ舐め始めた。

「俺ってMなのだろうか?」

舐めていると気持ちよくなってきた。

ユキエさんは再び仰向けに寝ると、時々息を漏らし始めた。

10本の指を舐め終わると、俺は踝から膝、太ももとゆっくり舐め上げた。

「は・・・・ん・・・・」

ユキエさんが上げる声が多くなってきた。

俺は妙な自信をつけ、太ももを舐め終わると、脚の間の黒い部分に、思い切って口をつけた。

「シャワーも浴びてないのにダメ・・・」

俺の頭を掴んで辞めさせようととするユキエさんの腕を握って動きを止め、俺はその部分を舐め始めた。

正直言ってよく判らないししょっぱいし胸と違ってどこをどうしたらいいのか良くわからない。

かといって聞くのもなんだかだ。

俺はとりあえず割れた部分を上から下まで舐めてみた。

上の方に舌がかかると、一瞬ユキエさんの腰が上がった。

「痛いですか?」

と聞いても答えてくれない。

もしやと思い俺はその部分を舐め続けてみた。

ついでに指も入れてみた。

ユキエさんの腰が持ち上がる回数が増え、段々背中をそらせるようになり、俺の頭をくしゃくしゃとかきまわし、あからさまに気持ちよさそうな声をあげ始めた。

ユキエさんは大きな声をあげ、俺にしがみついた。

俺は嬉しくなり、指を書きまわし舌を動かし続けた。

ユキエさんはくぐもった声を上げると、そらせた背中をベッドにつけ、脚の力を抜いた。

俺は1回出したのにも関わらず、カチカチでビンビンのチンチンを一気に入れた。

ユキエさんは今日一番大きな声を上げて、俺にしがみついた。

入れてからはただただ腰を大きく動かし続けた。

たぶん色々やり方があるのだろうが、そんな余裕はないし、ユキエさんもしがみついて声を上げ続けているのでこれでもいいんだろう。

綺麗にまとめた髪の毛のまま、ユキエさんは時々頭をそらせたり、半開きの口から聞き取れない声を上げたり、俺の背中や肩に爪を立てたりしていた。

ギシギシギシギシ安ベッドが鳴る。

俺は、

「んご・・とか、んぐ、、」

とか、

「フハッ、」

とか全然それっぽくない声を上げながらひたすら腰を動かし続けた。

「ムムム・・・」

と俺はうなり、ユキエさんの中に出した。

いつもどおり暫くしたらまた動かそうかと思ってたが、ユキエさんが荒い息を吐きながら壁の時計を見て、

「ユウダイが戻る前に帰らないと」

とかすれた声で言ったので、仕方なく身体を離した。

白い服を重ねてきて、その上から着物を羽織るユキエさんを俺はパンツをはき、ベッドに座りながら見ていた。

「阿部君、ちょっと手伝ってくれる?」

俺は

「はい」

と立ち上がり、背中の帯を押さえた。

俺はいい匂いに我慢できなくなって、そのまま抱きつき首筋にキスをした。

「だめよ、、」

ユキエさんは後ろを振り返って少し笑い、その体勢のままキスをしてくれた。

化粧を直し、机の上のチケットを手に取り、

「これを取りにきたの、今日は。ありがとう」

と言い、送っていくという俺を止め、部屋から出て行った。

俺は何がなんだかわからなくなった。

「彼女をつくれ」

とか、

「責任」

とか難しいことを言うユキエさんと、俺にしがみついて声をあげているユキエさんがどうしても結びつかなかった。

「俺のことは好きじゃないのか?」

「そりゃご主人いるもんな、でも何でそれならああいったことを俺とするんだ?」

「欲求不満?バカバカ、そんなわきゃないだろ。」

俺は誰かに相談したかったが、高校の連れの顔をいくつか思い出して諦めた。

大学の同級生や、先輩の顔も浮かんだが、しっくりこない。

そのとき、

「ひさしぶりですねー」

と声があがり、すらっとした女性が部室に入ってきた。

クドウさんだ。

クドウさんは、うちの大学を出たあと、音大に入りなおして、今は近所の医大の一年生、というまあ変わった人だ。

ホルン吹きだったが、家が近所なので時々練習をつけてくれ、皆に人気のあるOBだ。

初めてクドウさんと会ったとき、

「君ポセイドンみたいだねー」

と微妙に年がばれそうなことを言ってくれ、よく指導してくれた。

「私も阿部ちゃんくらい体格がよかったらチューバやりたかったなあ。」

とよく言っていた。

女性が苦手な俺でも気策に話せたのは、余りにも美人なのでリアリティがないのと、端的に言って俺の好みではまったくなかったからだ。

というか、このタイプの美人、どんなタイプだといわれれば難しいが、女性が好きになりそうな美人に、反感にも近い気持ちを持つクセが俺にはあった。

クドウさんはいい人だったし、年も10近くも上なので初めの印象からもった反感はなくなってはいたが。

クドウさんは

「恋愛に失敗したことがない」

と豪語しており、その言葉には非常に説得力があった。

悩んでいる時にクドウさんがきたのも何かのお告げかもしれない。

ブオーっと練習している俺に、

「阿部ちゃん上手くなった?」

「何か垢抜けたねー」

とクドウさんがホルンを持って横に座った。

「今どんな曲吹いてんの?」

「あ、これです。」

「へえ、ちょっとあわせてみる?」

しばらく練習をしたあと一息ついたタイミングで、俺は思い切ってクドウさんに、

「すいません、実は相談したいことがあるんですが、いつか時間をいただけないでしょうか」

と持ちかけた。

クドウさんものすごくびっくりした顔をして、

「じゃあ、今日このあとでどう?」

と言った。

大学の最寄の駅の、少し入ったところの喫茶店に二人で入り、俺はなるべく他の客から離れた席を探して座った。

飲み物が置かれると、クドウさんは

「ちょっといい?」

と話し始めた。

「阿部ちゃんはいい子だと思うよ。キライか好き勝手言われたらだいぶお気に入り。でもね、そういうのと恋愛感情は違うの、ごめんなさい。」

俺は固まった。

「いえ、そういうことじゃないんです。」

と言うと、

「え?何?違うの?なんだそれ、普通私に相談ってそういうことっしょ?」

とおそろしく傲慢な態度を見せた。

「まあ、こういう人だから逆に嫌味がないんだよな」

と俺は思い、ユキエさんとのことを詳しく話した。

はじめは

「嫉妬か恥かいたよ畜生」

とか言いながら適当に聞いていたクドウさんも、段々熱心に聞き始めてくれた。

詳しく話したといっても、初体験だったとか着物を脱がせたとかソファでしたとかということを話したわけではもちろんない。

一通り話すと、クドウさんは、

「で?」

と言った。

「え?」

「だから相談って何?何をどう相談してるの?話したかっただけ?」

俺はちょっとびびったが、ユキエさんが何をどう考えているのか俺には全然判らないんです。

彼女作れとか、でも仲良く(笑)してくれるし、この前も家まで来てくれるし、、と俺が言い終わる前に、

「欲求不満なんでしょ?」

とタバコに火をつけていった。

「そういう問題じゃあないんじゃないでしょうか?」

「そういう問題なの。」

「そのユキエさんはダンナと分かれる気なんかないよ、彼女つくれ、とか責任とは予防線張ってるだけ、阿部ちゃん女の人と付き合うの初めてだからのぼせてるんだよ」

俺が納得しない顔をすると、クドウさんは、

「その奥さんは遊びたいだけだって、阿部ちゃんに彼女が出来てセックス出来なくなりそうになったら、誘ってくるよ、向こうから。」

「多分それだけが目的だもん」

と笑って言った。

「セセセセックスですか・・・・」

「おもしろそうだから試してみようか。それにね、こういうのは向こうが積極的になると阿部ちゃん今度は引くよ、絶対」

とクドウさんはコーヒーを飲み、

「つまりね」

と話し始めた。

ユウダイ君に上げたチケットの試合を、俺とクドウさんは見に行った。

それとなく連絡を取り、試合が終わった後スタジアムの外で顔をあわせた。

ユウダイ君は生意気にも彼女と一緒だった。

目のくりくりした、いまどき珍しい高校生らしい高校生だった。

「先生の彼女?知らなかった。」

とユウダイ君ははしゃいでいた。

彼は写メをとり、

「じゃあ」

と言って別れた。

その次の日、珍しく自宅の方からユキエさんが電話をかけてきた。

「こんにちは、今学校?」

「いえ、家です。あ、しゃれじゃないですよ」

俺は内心ユキエさんの声が聞毛手ものすごく嬉しかったが、クドウさんに言われたとおり出来るだけクールに答えた。

「ユウダイが嬉しそうに見せてくれたんだけど、阿部君彼女いるんじゃない」

「彼女じゃないですよ、先輩です。」

「そう?でも仲よさそうに腕組んでたって言ってたよ。すっごく綺麗な人らしいね。」

「誰だったかな、SPEEDの誰かに似てるって」

似てねえよユウダイ君、と思いつつ、

「彼女じゃないんですって」

と伝えた。

ユキエさんはまだ疑っているようだったが、

「しあさってから主人が香港に1週間ほど出張なの。」

と言った。

「そうなんですか」

「平日の昼間、開いてる日とかある?」

「うーん・・」

俺は、

「あります、あります、なければあけます。」

と言いたいところだったが、クドウさんの言いつけを守り返事を濁した。

「彼女に怒られる?」

「だから彼女じゃないんですって」

「でも阿部君乗り気じゃないでしょ。おばさんに飽きちゃったかな?」

「そんなことないです。じゃあ、金曜日はどうですか?」

と言うと、

「うちに来てくれる?」

と聞いてきた。

俺は、

「はい。」

と答えた。

長いですよね・・・すいません。ご迷惑かけました。